【オススメ】ロストジェネレーション(就職氷河期)は僕らの20年戦争

【オススメ】ロストジェネレーション(就職氷河期)は僕らの20年戦争

ロストジェネレーション(就職氷河期)は僕らの20年戦争 ロストジェネレーション,就職氷河期世代

ロストジェネレーション(就職氷河期世代)とは、概ね1972-1982年頃の間に生まれた世代であり、その就職氷河期を経験した世代とそうでない世代というのは、「戦争を知っている世代と知らない世代」と同じくらい違うものだと私は考えます。

何十社受けようと、時に100社を超えるほど受けようと一向に決まらない就職活動。やがて心折れアルバイトや派遣で働き始めるも、派遣依頼をした企業、所属する派遣会社、職場となる派遣先企業、派遣先企業の顧客など、多方面に気を使い心をすり減らす日々。

残業代が出ないことなど当たり前、就労時間をオーバーするなという派遣元の指示の中、派遣先企業で浴びせられる「派遣は定時で帰れていいね」「派遣は気楽でいいね」「派遣は責任感がないからね」というような無理解と中傷。

よく言われる「正社員の責任の重さ」とは、多くの場合、出世に響くとか上司や顧客に怒られるというレベルのもの。それはそれで辛いことです。

しかし、派遣労働者が取らされる責任とは、「君もう来なくていいよ」という一言で明日からの仕事を一瞬にして失うということであり、それは低収入ゆえ貯蓄の少ない派遣労働者にとっては、「死んでいいよ」と言われているのと同義であり、実際にとらされる責任の重さでいうなら、派遣労働者の方がむしろ上なのです。

自分で選んだ生き方でしょ?
就職氷河期でも就職できた人もいるよ?

そんなものは全体の傾向を無視して、一部の例外をまるで全体像のように言い換える詭弁にすぎません。全体としてみれば、就職したくても出来なかった人が多かった時代であったことは明白です。

自己責任という言葉が蔓延し、ロスジェネが就職氷河期を起こしたわけでもないのに、そうした困窮生活をまるで自分で選択したかのように言われ、他世代と比較して能力が低いわけでもないのに、10年働こうと20年働こうと全く上がらない給料や地位。はるか年下の正社員から横柄な態度で命令されることの屈辱と惨めさ。

独学で資格を所得し、ハローワークに何度も通い、どれほど妥協しても、細切れの職歴と年齢ゆえ決まらない正社員としての働き口。

いつ派遣切りにあって職を失う?
いつ派遣先企業の機嫌を損ねて職を失う?
いつ顧客からの理不尽なクレームの責任を取らされて職を失う?

20年以上に渡って続く、来月生きていられるかどうかさえ自信を持てない綱渡りの日々と1mmも前に進まない人生。そんな中、結婚や子育てなど夢のまた夢。

年老いていく両親と自分自身を感じならがら、孤独と失望の中、脳裏をよぎるのは「自殺」の二文字。

そうした絶望のどん底にいる人たちに、「死ぬなら一人で死ね」という人さえいる。
しかし、「社会によって殺されようとしている者たち」が、自分を殺そうとする社会に対し最後の反撃を考えるのは当然の感情ではないのだろうか?あなたは殺されそうになった時、反撃も試みず黙って殺されるのか?たとえそれが不条理なことだと分かっていても、必死の抵抗を試みないのか?

それが間違っていると言うのなら、なぜ彼ら彼女らが凶行に走る前に社会の側から救いの手を差し伸べようとしないのか。

年配の方々が言う「太平洋戦争を知っている世代と知らない世代」という言葉があります。しかしロストジェネレーションの彼ら彼女らは、もう一つの戦争を今も命がけで戦っているのです。

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