砂浜に約150頭のイルカ漂着 動画,ビデオ,共有,カメラ付き携帯電話,動画機能付き携帯電話,無料,アップロード,チャンネル,コミュニティ,YouTube,ユーチューブ
10日午前６時ごろ、鉾田市台濁沢の海岸で、近くの住民から「イルカが打ち上げられている。生きているので助けてほしい」と１１８番通報があった。鹿島海上保安署が確認したところ、同市上沢の京知釜海岸の砂浜に、約１５０頭のイルカが漂着していた。
アクアワールド県大洗水族館によると、打ち上がったのはカズハゴンドウ。大人で体長約３㍍、体重２００㌔近くになる。１月から４月にかけて、茨城沖の南寄りでエサを取ることが多く、県内でもこの時季にマスストランディング（漂着・座礁）する例が多い。
市は同日午前10時ごろ、現地対策本部を設置し、海保や同水族館などと協議。波が高く沖に出して海に還すことは極めて困難と判断し、海保の巡視艇で搬送できる数頭を除き、砂浜で安楽死させ埋めることを決めた。
同本部は正午ごろまでに、同海岸の約３㌔で約１５０頭の漂着を確認したほか、漂着は同市大竹から鹿嶋市大野までの海岸線約10㌔におよび、救助され海に還ったイルカもいる。
同水族館海獣展示課の高石信也主任は「エサの深追いなどが考えられるが、はっきりした原因は分からない。地形や潮流なども影響しているのではないか」としている。
京知釜海岸近くに住む女性（75）は「カラスの鳴き声がして来てみたら（海岸が）真っ黒になっていた。こんなにいっぱい上がったことはない」と驚きの表情を見せ、別の女性（78）は「（東日本大震災の）数日前も鹿嶋市で漂着があった。地震が起きなきなければいいが」と話した。
対策本部は午前11時ごろから、重機による死体の埋設作業を開始。市の担当者は「かわいそうだが仕方ない」と語った。
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